Raised the flag



今までどちらかと言うと、人の作品は見ないタイプだった。

ダリやマティス 、ラファエロ、ミケランジェロ、ルソー、ピカソ、ゴッホ、草間彌生さんが好きで画集を買うし美術展も見に行ってたけど現存の作家さんには今まで興味が湧かなかったというか…そもそも全く目に入ってこなかった。(巨匠ばかり美術館や本で観てきてたせいなのか、生きている作家とか殆ど居ないような幻想に浸っていたのかも知れない)



それに加え、ギャラリーに行った事もほとんど無かったから、自分と同じく生きてる人の絵が展示されてるのを(そういう市場があるのを知り、初めて間近で)観て “この世界で私は戦わなくちゃいけないだ” 既に10代から90代の、国内外の凄い数の在命中の作家さんが居て…「この中で世界のトップになりたい!」なんて恐ろしい事を私は言いふらしてたんだって事に2020年夏にやっと気付いたし自覚を持った。(←遅すぎる)




もちろん、それに気付いた瞬間 怖気付いてしまったし取り返しのつかないことを目的としてポートフォリオに書いちゃってたよ😭と一次パニクり冷静に考えた。

既にいる美術史の巨匠たち、彼らに負けず、尊敬する彼らの作品と共に美術館に並びたいという壮大な目標と”この中で、この世界で戦い続ける=生き残らなくちゃいけない”という事を…それでも考えたら笑みが溢れこう思った。(←多分サイコポジ発揮)


私ならいける

必ず生き残れるって確信したし、覚悟を決めた。





そうは言っても この気持ちは多少ハイな時じゃなきゃ保ち続けるのは難しい。気分にはムラがある、躁うつではないけど、ある周期の時は酷く落ち込み寝てるしかないし、絶頂の時は制作中にジャンプして天井のスポットライトで突き指する…日々そんな感じだ(°▽°)




で、あの時は気分も良かったので、腹を括って言いたかった私の人生最大の夢「世界をジャックする」とブレイク前夜のインタビューで言い放った。自分の覚悟が揺るがず信じられたから。


もちろん使われるかは分からなかった。笑われようがdisられようが、この強気な意思と発言で嫌われても構わない。私の追い求める芸術家像はこれなのだから…そう思っていたら結果的にガッツリ採用されてました(笑)


すると放送やTwitterを見て、その強気の姿勢が気に入ったと言ってくれて個展に来てくれた人たちがいて、自分の本来の姿をもう隠さなくて良いんだと実感出来た。

学生の頃はこの性格が原因で?作品で目立ち過ぎた故にいじられ、都合の良い時だけ絵を描くように頼まれては、変わり者のレッテルを貼られ仲間外れにされてたけど。



今は堂々と自分を表現出来る。
絵でも、写真でも、テキストでも、言葉でも…






私の船は既に大海原にある、高く旗を立てれば雷が落ちてくるだろう。目立つ旗を掲げれば攻撃されるだろう。それでも私は堂々と掲げたかった旗を掲げ、大きな帆を張った 今更それを下げる事なんて絶対しない。

あとは運という風を待ちながら荒波を耐え抜いてひたすら進むだけだ。

Mana Osawa official site | 大沢愛

<日本の芸術家 / 大沢愛の公式サイト> Mana Osawaの展示情報とアートワークをご覧下さい。 ‘00年生まれ、日本在住。独学で編み出される作品群は新しく、赤を基調とした鮮やかな世界観で観る人を魅了する。’20年ブレイク前夜に出演。絵画のみならずNFTアート制作、写真集出版、その活躍は多岐に渡る。